サステナビリティの視点から、社内外にデジタルガレージの価値を伝える

​​コーポレート 
経営管理・戦略担当
サステナビリティ経営推進室
室長
S.K. 2023年キャリア採用

埼玉県出身。立命館アジア太平洋大学を卒業後、新卒で外資系保険会社に入社。約9年間、事務系のキャリアからスタートし、営業、教育、新規事業企画と幅広い経験を積む。その後、外資系保険会社に転職。営業職を経験した後、経営企画部門にてサステナビリティ関連の業務に携わる。2023年にデジタルガレージに入社し現在はサステナビリティ経営推進室の室長を務める。趣味は飼っているウサギと遊ぶこと、お酒を混ぜて味の変化を楽しむこと、ピアノ。
※当記事は2025年11月時点の情報です

入社までの経験

新卒で入社した最初の会社は外資系の保険会社でした。企業の人事担当者の方の話が面白く、社風が合うと思ったことと、掲げていた社是に共感したことから選びました。

その外資系の保険会社では、大阪の新設部署であった保険契約審査業務立ち上げからキャリアをスタートし、営業や教育部門を経て、新規プロジェクトの部署へと異動しました。最初の配属を含め、新設部署に異動することが多く、常に自律的に仕事の内容を考える必要がある環境でした。大学も新設大学の一期生だったこともあり、「新しいこと」への挑戦を好む私の性格にとっては、この環境は非常に合っていたと思います。

次に、大学時代を過ごした九州で働きたいという思いから、外資系の資産運用系保険会社に転職しました。営業職として入社し、全国トップの成績を収めるなど成果を上げていましたが、高齢の富裕層のお客様から「人生の最終段階において多くのお金はいらない」という言葉を耳にしたことをきっかけに、お金や金融の本質について深く考えるようになりました。

その後、自身のキャリアの幅を広げたいと考え、異動希望を出して経営企画部に異動しました。さらに、経営を体系的に学び、お金の本質について学びたいと考え、会社在籍中に大学院に通いMBAを取得しました。

研究を進める中で、お金を殖やすことと幸福度にはまったく相関関係がないことが分かり、お金を殖やすことが一つの目的である金融業界に疑問を感じ、これが転職を決意する要因となりました。

入社の決め手

それまで金融業界で「殖やす」ことに関わる仕事をしてきた経験から、次は「使う」という観点から決済分野に強い興味を持つようになりました。

また、今後のキャリアにおいて、これからの時代、ITの分野での経験や知識を得ることが重要だと考え、これまで培ってきた「サステナビリティ」の専門性を活かしつつ、決済・IT領域に関わる事業で仕事ができる環境を軸に転職活動を行いました。

そのような中で、デジタルガレージはまさにITと決済領域の事業を展開している点や、多様な事業ポートフォリオを有している点、そしてこれまでの経験を活かすことができるサステナビリティ部門の立ち上げ部署であった点など、私の希望と非常に合致していると感じました。

加えて、もともと新しいことに挑戦することを好む私の気質が、デジタルガレージの「ファーストペンギン・スピリット」に強く共感したことも、最終的な入社の決め手となりました。

仕事の魅力

サステナビリティ部門の担当として、会社の持続可能性を高め、企業価値向上を目指して業務に取り組んでいます。

業務内容は多岐にわたります。経営トップから全社の部門長、中堅・新卒社員、アライアンス企業、自治体や有識者等、幅広いステークホルダーにヒアリングを実施。デジタルガレージのマテリアリティ(重要課題)の特定や、マテリアリティに対するKPIの設定と進捗の管理を行います。また、人権方針や環境方針等などの各種方針策定、これらの報告や議論を行うためのサステナビリティ委員会の運営。さらに、約70ページに及ぶ統合報告書などの開示資料の企画・作成の主導。国際NPO団体CDP(Carbon Disclosure Project)やS&P CSA(S&Pグローバルが毎年実施する、企業の持続可能性(サステナビリティ)を評価する世界的な調査・評価)など、ESGに関する外部評価機関への対応、温室効果ガス削減目標の設定や削減計画の策定などにも携わります。

サステナビリティ(ESG)、すなわち持続可能な経営は、一般的に「E(環境)」の面が注目されがちですが、実際には「E」だけでなく、「S(人的資本・社会)」や「G(ガバナンス)」も含む概念です。つまり、企業が持続的に経営するためには法令遵守や正しく経理処理を行い、さらに利益をしっかりと出すことなど、企業として当然行うべきことを着実に実践すると同時に、社会の持続可能性を高める経営を行うことが、サステナビリティ経営だと私は考えています。

デジタルガレージはデジタルの力で社会の持続可能性を高めるビジネスを展開している会社だと捉えていますが、サステナビリティ経営の観点では、表現できていない「もっと知ってもらいたい」隠れた価値がまだまだあるため、そういった部分を、社内外に伝えていく過程にやりがいを感じています。

また、経営層から全事業部門、管理部門など、幅広い方々とコミュニケーションをとることやサステナビリティ経営自体が、比較的新しい取り組みであることから、新しいことへの挑戦が多く、楽しみながら業務に取り組んでいます。

会社の魅力

デジタルガレージの魅力は2点あると考えています。

まず1点目は事業です。デジタルガレージは、デジタルの力とスタートアップ投資を通じて社会課題の解決に貢献しています。当社の決済事業は、現金決済と比較してCO2排出量を約3分の1に削減し、金融包摂の実現にも寄与しています。DX関連のプロダクト・サービスは省資源化や省力化を促進し、スタートアップ投資事業では気候変動対策等に取り組む企業への投資ファンドを組成・運用しています。これらの事業活動はサステナビリティの考え方と高い親和性を持ち、直接的・間接的な社会価値の創出につながっています。このように、ビジネスを通じてさまざまな価値創出を実現し、より良い未来の構築に貢献しているところです。

2点目は働いている人です。このような事業に果敢に挑む「世の中の役に立つことがしたい」という意識を持つ人、さらにその「役に立つこと」を自ら率先して実現したいという「ファーストペンギン・スピリット」を持った方が多いと実感しています。

デジタルガレージには社会に対して新しい価値を創造し、未開拓の領域を切り開こうとする意欲が溢れており、事業や人から感じることができます。そのような部分が、この会社の大きな魅力だと感じています。

チームの魅力

少人数のチームのため、各メンバーが確実にタスクをこなせる力量と、担当業務を最後までやり遂げる責任感を持っています。

また、メンバー同士が互いの強みと弱みを補完できる「気づく力」を持った人財が集まり、協力し合いながら業務を遂行しています。

毎朝のショートMTGは、業務連絡だけでなく、挨拶と「昨日はタイ料理を食べに行った」など日常の出来事を共有する時間をメインにしており、お互いの人柄に触れられるコミュニケーションの時間となっています。

こうした取り組みのおかげか、チーム内の雰囲気は良好で、オープンなコミュニケーションも自然と生まれる環境となっています。

実は、この度3か月間の育児休業を取得する予定です。上司やメンバーに意向を伝えたところ、小さなお子さんがいるメンバーが多いこともあり、「ぜひ取得して欲しいです!」「不安もありますが、任せてください!」と背中を押してくれました。こうした支え合えるカルチャーも、当チームの魅力だと感じています。

今後の目標

デジタルガレージは社会課題の解決や緩和につながる事業を展開しているにもかかわらず、その価値が正しく情報発信できていない点を、非常に惜しいと感じています。

そのため、当社グループと社会の持続可能性を高めるために、サステナビリティ経営の推進施策を企画、実行するとともに積極的な情報発信を行い、デジタルガレージの企業価値向上につなげたいと考えています。

また、マテリアリティ特定の際、事業部の若手社員にヒアリングしたところ、「自分の仕事が社会に貢献している実感がより明確になりました」というコメントがあったことが印象に残っています。

この経験から、社内の方々に対しても、サステナビリティの観点から自社の活動や自分の業務の社会的意義について理解を深めていただき、より大きなやりがいを持って働けるよう、社内コミュニケーションの面でも貢献していきたいと考えています。

応募者へのメッセージ

デジタルガレージの社員は、「ファーストペンギン・スピリット」を持って新しいことに対し「面白そうだ」と挑戦する人が多くいます。そのため、革新的なアイデアや新しいチャレンジを好む方にとって非常に魅力的な環境です。

また、デジタルガレージの事業はデジタルの力で社会課題の解決や価値創造に貢献できる側面が多くあり、「世の中の役に立つ仕事をしたい」と考えるカルチャーがあります。社会のために何か新しいことをしたいと思う方にとてもマッチすると思います。

私自身、これからご入社される皆さんが「この会社で働きたい」と思っていただけるよう、企業としての魅力をさらに発掘・発信していくことに尽力していきます。

1日のスケジュール(フレックスタイム一例)

9:00

毎朝の挨拶とコミュニケーションをメインに業務確認を行うショートミーティングを実施

9:30

外部ESG評価機関回答に関するミーティング

10:30

サステナビリティ企画に関するブレストミーティング

12:00

ランチ(メンバーと新しいお店を常に発掘)

13:00

メールチェック・事務処理・承認対応

14:00

コンサルティング会社とミーティング

15:00

統合報告書インタビュー対応

16:00

1 on 1

17:00

企画資料作成・翌日の業務確認・準備

18:00

退社

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