新卒エントリー

27卒 エンジニア職 Summer Internship 2025参加者レポート

「技術」の先にある「価値」を創る3週間。
AI×クラウドを武器に駆け抜けたファーストペンギンたちの全記録

デジタルガレージの新卒エンジニア採用担当です。この記事では2023年度に実施したサマーインターンシップから大きくパワーアップした2025年度の就業型インターンシップをご紹介します。

2025年度、私たちは「本気でプロダクトを創り上げたい」という強い情熱を持つ8名の学生をインターンシップとして迎えました。舞台は、東京と札幌の2拠点。ミッションは「パーソナルカラー診断アプリケーションの完全自力開発」です。

これは単なるプログラミング体験ではありません。要件定義から設計、実装、テストまで妥協を許さない「実務プロセス」の完遂を求められる3週間です。そこには、教科書通りの開発では決して味わえない「泥臭い試行錯誤」と、それを乗り越えた瞬間の「圧倒的な高揚感」がありました。

本レポートでは、参加した8名の「ファーストペンギン」たちの葛藤と成長、そして事後アンケートから見えてきたデジタルガレージのDG Technology本部(技術開発部門)のインサイトを詳しくお伝えします。

1. 就業型インターンシップの概要

ミッション:パーソナルカラー診断アプリの「実装」

今回のプロジェクトは、ユーザーの写真を元にパーソナルカラーを診断し、その結果に基づいたパーソナライズ情報を届けるフルスタックアプリケーションの構築です。

  • 実施期間: 2025年5月〜10月(全3回、約3週間/回の集中プログラム)
  • 受入部門:DG Technology本部(技術開発部門)※通称「DGT」
  • 参加人数: 全8名(2~3名/回 × 3回)
  • 開発の裁量: 「なぜそのアプリケーション・機能が必要なのか」という要件定義から
           「なぜその技術を採用するのか」という技術選定、AWSアーキテクチャの構成まで、
           すべて学生チームに委ねられる実務スタイル。
  • 技術スタック例:

2. 参加者アンケートが語る「就業型インターンシップ」

インターンシップ終了後に参加者へ実施したアンケートの全項目・全結果を完全公開します。

注目のポイント

① 驚異の「メンター・人事の支持率」と「ファン化現象」

「安心してインターンシップへ参加できるか」のポイントとなる受け入れ体制の項目では「メンターの対応:4.5」「人事の対応:4.9」という数値は、「放任」でも「過保護」でもない、絶妙な距離感での参加者の成長を後押しするプロフェッショナルな伴走の姿勢の結果です。3週間を通じてデジタルガレージの成長環境・カルチャー・人柄に深く共感し、「ここで働き、成長したい」という声も多くいただきました。

② 「テスト:3.5」という数字に隠された「成長への渇き」

アンケート項目の中で「テスト(品質保証)」は最も低い3.5という結果でした。しかし、これはコンテンツへの不満ではなく、「もっと学びたかった」というポジティブな悔しさの表れでした。アンケートには「CI/CDの導入や、自動テストまでやり遂げたかったが時間が足りなかった」という声が相次ぎました。3週間という限られた時間の中で、プロが求める「品質」の高さに触れたからこそ、成長の伸び代、「やり切りたかった」という気持ちの現われでした。

③ 「就業時間:3.6」—— 没頭しすぎたゆえの葛藤

「もっと開発に時間を割きたい、つくり込みたかった」、「気がついたら時間が過ぎていた」という意見が多く、提供するインターンシップがいかに「エンジニアとしての知的好奇心」を強く刺激するもの、また参加者の皆さん成長意欲の高さ、果敢に挑戦される方ばかりであったかが伺えました。

3. 参加者が直面した「壁」と「気づき」

では、参加者のアンケートのコメントからさらに彼らの経験の解像度を上げてみましょう。

① 「アドリブ開発」から「定義し切る開発」への進化

多くの学生が最初に直面した壁は、要件定義の「重さ」でした。個人開発では「作りながら考える」のが常だった彼らにとって、5W2Hを用いた緻密な定義は一見、遠回りに見えたのです。しかし、「以前の構成案を大幅に刷新し、画面要件を詰め切ることで、結果的に後半の出戻りがゼロになった」と後からの気づきがあったそうです。「正解のない問い」を言語化し、定義し切ることこそが、最短でゴールに辿り着く唯一の道であるという、実務の鉄則を学びました。

② AI(Cursor)を「魔法」から「精密な工具」へ

AIエディタ「Cursor」を導入した本インターンシップ。当初は「AIが何でも書いてくれる」と期待していましたが、現実は甘くありませんでした。「設計書が曖昧だとAIも迷走し、バグを量産する」という壁にぶつかりました。そこから得た気づきは、「AIの出力精度は、人間の設計力の解像度に比例する」ということ。AIを相棒にするためには、人間側がより高度なアーキテクチャ設計能力を持つ必要があることを痛感したのです。

③ インフラの深淵:AWSマネージドサービスの「制約」というリアル

「クラウドなら何でもできる」というイメージは、実務の壁に砕かれました。LambdaのコールドスタートやApp RunnerのCPUアーキテクチャ依存のエラーなど、物理的な制約が開発を阻みます。「複雑な構成は運用リスクを高めるだけ」、「シンプルさこそが技術の真髄である」と言われた方もいらっしゃいました。制約の中で最適な「妥当な案」を見つけ出す力こそが、プロのエンジニアに求められる素養の1つだと学びました。

④ 拠点を超えたチーム開発:情報の「透明性」が命綱

東京と札幌、出社とリモート。物理的な距離がある中、情報の非対称性がチームの足を引っ張る壁となりました。この課題に対して参加者達はSlackのハドルやNotion、Markdownでの徹底したドキュメント化で対抗しました。「誰がどこで何に困っているか」を常に可視化し、透明性を高める仕組みを作ったことで、稼働時間が異なるメンバー間でも「一つの生き物」のように連動できるチームビルディングの要諦を掴みました。

⑤ エンジニアは事業と技術の架け橋:技術的好奇心からビジネス視点への脱皮

実装を進める途中で「あれっ、この機能って誰の何のためだっけ?」と迷子になるシーンが散見されました。その度にユーザーのニーズ、ユースケースに立ち返り、実装を進めました。そして、最終日の成果発表の場で普段からクライアントと相対する事業部社員へプロダクトとその機能へ込めたユーザーへの想いを伝えました。結果、事業部社員から「これはクライアントが喜ぶよ!」、「この機能いいね!クライアントのペインが解消されるよ」などのフィードバックがありました。この瞬間、喜びの笑顔と共に「技術は目的ではなく、価値を届けるための手段である」というデジタルガレージ、DGTが大切にするエンジニアマインドが、参加者の一番の学びとなった瞬間でした。

4. インターンシップ中の業務内容

皆さん、デジタルガレージの就業型インターンシップへご興味を持っていただけたでしょうか。では、ここからは実際の3週間をフェーズごとに分けて、参加者8名がどのようにメンターと成長したか日報をもとに振り返ります。

【STEP 1:要件定義】5W2Hで「正解のない問い」に挑む

プロジェクトの初動は、曖昧な要求を技術仕様に落とし込むことからはじまります。参加者たちは、単に「パーソナルカラー診断アプリをつくる」のではなく、「誰が、どんなシーンで使い、どんな価値を感じるか」を5W2Hのフレームワークを用いて定義しました。

【STEP 2:設計】「なぜ」という難問を経て

設計フェーズでは、AWSのアーキテクチャ選定が最大の山場となりました。「Lambdaで行くか、App Runnerで行くか」。学生たちはそれぞれのサービスの制約(レイテンシ、デプロイ体験、コスト等)を徹底的に比較し、事業、プロダクトへの意図を持った技術選定を進めました。

【STEP 3:実装】AI (Cursor)との共生が生んだ爆速開発

実装フェーズでは、AIエディタ「Cursor」が威力を発揮しました。AIに対して「プロンプトではなく、詳細な設計ドキュメントも合わせて与える」手法を確立。質の高い設計書があれば、AIが生成するコードの精度が劇的に向上することを実感しました。

【STEP 4:テスト・QA】エンジニアとしての矜持

最終局面のテストフェーズでは、多角的な視点からテストを設計・実施する中でプロダクトはつくって終わりではなく、「ユーザーへ安定して価値を提供し続けることではじめて意義がある」と気づきました。テスト・QAはその要です。中々おっくうになりがちですが、実は開発の初期段階で品質の「土台」を築き、後工程での手戻り(コスト増・遅延) を防ぎ、顧客の真のニーズを満たす高品質なシステムを効率的に実現するために全エンジニアが持つべき教養だという学びを得ました。

5. 技術開発部門のカルチャー・社員の雰囲気

「人と技術に対して真摯。でも、驚くほどフランク。」これが学生たちが口を揃えて語った表現です。

「答え」を教えるのではなく、「考え方」を授けるメンター陣

デジタルガレージのメンターは、学生を1人の「プロフェッショナル」として扱います。コードが動かない時、彼らはすぐに正解を提示することはありません。「理想の状態から自分たちがどれほど離れているか。そして、その距離を埋めるためにどのドキュメントを読み、どの仮説を立てるべきか。技術的にも心理的にも、常に一歩先を照らしてくれるガイドのような存在でした」、この「甘やかさないけれど、絶対に見捨てない」などのコメントから絶妙な心理的安全性が、参加者たちの挑戦を後押しする成長を支える土壌となっています。

自然に会話できる、互いを尊重したフランクな間柄

仕事中や出社日・ランチタイムに関わらず「社員の方々と自然に雑談できる雰囲気があった」と多く声が上がりました。たとえば、技術選定の議論から一転、リラックスしたキャリア相談の場に変わったりもしたそうです。その際は、現場の第一線で活躍するエンジニアやつい数年前まで就活生だった若手社員たちが、飾らない言葉で自身の経験からくるアドバイスを語り、応えるように参加者も自身の想いを語り、参加者と社員が互いを知り、「エンジニアとして」相互に尊敬がうまれ、普段から話しやすい環境が構築されたのではないでしょうか。

6. 参加者の先輩から後輩へのコメント

デジタルガレージのインターンシップは、決して「お客様」として過ごす3週間ではありません。これまでにお伝えしてきた内容が示す通り、皆さんの前には実務という名の高く険しい壁がいくつも立ちはだかります。その壁こそが、皆さんのエンジニアとしての第一歩となり、「成長の通過点」です。

では最後に、2025年度のインターンシップ卒業生からのメッセージを贈ります。

<先輩ペンギンA>

『失敗』を前向きに捉えられる環境でした。3週間後の自分にきっと驚くはずです。迷っているなら、飛び込んでみてください。デジタルガレージは、挑戦する学生を絶対に一人にしない場所でした。

<先輩ペンギンB>

デジタルガレージは『できる人』を探しているのではなく、『やろうとする人』の挑戦を全力でサポート、後押ししてくれる環境でした。

<先輩ペンギンC>

3週間でエンジニアリングの『楽しさ』と『厳しさ』の両方を味わえます。その経験は、就職活動のためだけでなく、あなたの人生の大きな財産になるはずです。

さいごに:あなたの挑戦を待っています。

ここまでインターンシップレポートをお読みいただきありがとうございました。

私たちは、単にプログラミングができる人を求めているわけではありません。技術を使いこなし、社会にどんな新しい価値を提示できるか。その「ワクワク」を共有できる仲間を探しています。少しでも上記のコンテンツへご興味をお寄せいただいた方、私達の想いへご共感いただけた方がいらっしゃいましたら、ぜひインターンシップへご応募ください。次はあなたが、このレポートの主人公になる番かもしれません。 皆さんのご挑戦をお待ちしております。

デジタルガレージで

一緒に未来を
つくりませんか?