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事業の概要

事業の全体像

デジタルガレージは、2023年を初年度とする新たな中期経営計画を策定しています。中期経営計画の中で、今後の成長を目指すにあたり、デジタルガレージグループが内包する日本最大級の3つのアセットを整理しています。

1つ目は、デジタルガレージグループのカカクコムが運営する食べログ、価格.comをはじめとしたインターネットメディアです。2023年3月時点で両サイトあわせて月間1.4億人を超えるユーザーが利用する日本最大級のメディアアセットです。

2つ目は、主力事業である決済プラットフォームであり、2023年3月期で決済取扱高5.3兆円、支払い拠点数95万箇所まで拡大しております。また、デジタルガレージはアフェリエイトマーケティングエージェンシーとしても国内で高いシェアを誇ります。

3つ目は、累計400社を超える投資実績です。スタートアップ企業への投資により得られる先端テクノロジーの情報、グローバルネットワーク、インキュベーションのノウハウ等は当社グループの強みとなっております。

中期経営計画では、2021年に掲げた「DG FinTech Shift」戦略のフェーズⅡとなる「Recurring Shift」をキーワードとして設定しています。国内最大級の3つの事業アセットを集結することにより更なる成長の加速を実現するとともに、国内外のインターネットビジネスから流入するトラフィック及び事業を決済プラットフォームに結集させることによって、強固なリカーリングビジネスを構築していきます。

ブロックチェーンやジェネレイティブAIなど新しいテクノロジーの波は、ITビジネスのエコシステムにかつてないほど大きな変化をもたらすでしょう。デジタルガレージグループは「持続可能な社会に向けた”新しいコンテクスト”をデザインし、テクノロジーで社会実装する」というパーパスを実現するために、決済やマーケティング、スタートアップ投資、グループ会社のカカクコムや業務提携先の多彩なアセットを組み合わせて次世代ビジネスを創造し、事業成長を目指しています。

事業内容

20年以上の実績がある決済事業とマーケティング事業は、デジタルガレージの安定的な収益を生み出す財務基盤となっています。またスタートアップ投資事業では、スタートアップへの出資と事業育成を通して、これまでに145社を支援しています。この3つのコアな事業と技術開発部門が相互に連携し、次世代サービスを生み出す新規戦略事業を行なっています。

決済事業

社会インフラを担う国内最大級の決済代行事業者として、多様な総合決済プラットフォームを提供しています。

あらゆるビジネスに必要となる決済システム。デジタルガレージはクレジットカード決済やコンビニ払い、QRコード決済、キャリア決済などの決済手段をEC事業者や小売店、飲食店などあらゆる業種・業態の事業者に提供しています。キャッシュレス決済は社会インフラのひとつであり、暮らしの中のさまざまな支払いシーンをデジタルガレージの技術が支えています。

決済事業は国内初の取り組みとしてコンビニ決済やECサイトのオンライン決済システムを作ってきた歴史があります。近年は決済プラットフォームの提供にとどまらず、B2B向け決済サービスや中小企業の資金調達サービスなど、社会に貢献する新たなサービスを次々に開発しています。

マーケティング事業

デジタル・リアル領域を一気通貫したマーケティングソリューションを提供するマーケティング事業を展開しています。

マーケティングの戦略立案から企画・コンサルティング、ターゲティングや分析等を駆使した広告の効率化、クリエイティブ制作からアプリ開発、顧客エンゲージメントの向上、データ分析など、デジタル・リアル領域を一気通貫した幅広い支援を行うことで、クライアントの課題に応じた最適なマーケティングソリューションを提供しています。

決済事業の顧客ネットワークや技術を生かし、通信キャリア決済やクレジットカード決済などの金融向けのプロモーション領域にとくに強みを持っています。金融サービス企業、決済サービス提供企業、ECや対面店舗を運営する小売企業、不動産企業、各業界のメーカーなど、750社を超えるさまざまな業界のクライアントにマーケティングを通じた支援を行っています。

スタートアップ投資事業

国内外の有望なスタートアップへの投資や経営支援と、最先端テクノロジーのトレンドをキャッチアップするスタートアップ投資事業です。

北米・日本・アジア・欧州を中心に創業以来築き上げてきた独自のディールソース(投資先にたどり着く源)を通して、世界中の有望なスタートアップへ投資を行います。また、デジタルガレージグループの決済やマーケティングとの連携によるスタートアップの経営支援を行い、双方の企業価値の最大化を目指しています。

身近な例ではTwitter社の日本進出を担い、世界で最初に英語以外の言語でのサービスをスタートさせました。

新規戦略事業

デジタルガレージグループのアセットを活かした事業開発と最先端テクノロジーを社会実装する事業開発を実施しています。

各産業のDX化を支援するプロダクト開発、キャッシュレスを促進するフィンテックサービスの開発、次世代メディアの開発などの事業開発を行っています。また、ブロックチェーンやジェネレイティブAIなど最先端テクノロジーを社会実装する事業開発にも力を入れています。

技術開発部門

デジタルガレージ全体の技術導入とシステム開発に責任を持っているのが技術開発部門です。ブロックチェーンやジェネレイティブAIなど最先端テクノロジーのR&Dに取り組み、そのテクノロジーをサービスやプロダクトに落とし込んで社会に送り出す役割です。

また、多様なサービスやプロダクトを展開するデジタルガレージグループのビジネスサイドの要件を分析し、技術選定からシステム開発までを一貫して責任を持ちます。そして高品質のプロダクトを提供するために、技術サイドから各プロジェクトをマネジメントします。デジタルガレージグループでは、国の重要インフラとなっている決済プラットフォームの安定稼働を支えるエンジニアもおり、グループ一体となってサービスの技術を支えています。

今後の事業展開

決済事業とマーケティング事業による収益基盤は、デジタルガレージの財務状況を安定的に支える強みのひとつです。なかでも決済事業は国内最大級の決済代行事業者として、キャッシュレス決済市場で高いシェアを獲得してきました。20数年にわたり開発を続けてきた決済システムは高い安全性と安定性を誇ります。

日本国内でもキャッシュレス化が推進されており、クレジットカード決済は内閣府が指定する基幹インフラのひとつです。しかし海外の主要国と比較すると、日本のキャッシュレス普及率は10〜20%程度低く、キャッシュレス決済市場には大きな成長の余地が残されています。これからは決済事業の収益性を高めるだけでなく、新たな金融サービスの創出に注力し、新たな市場を開拓していきます。

またスタートアップ投資を通じ、国内外の企業や投資家とのネットワークを構築していることもデジタルガレージの強みです。有望企業と協業してのビジネス創出や、最先端の技術のキャッチアップなど、新しい事業を創出するうえでの大きな資産といえるでしょう。

今後は決済事業で培った技術・データと顧客ネットワーク、スタートアップ育成・投資のネットワークを活用し、決済や広告運用のノウハウを生かしたDX支援や、先端技術をベースにした新規サービスを開発していきます。異なるビジネス領域の技術を、横断的に活用できる力がデジタルガレージの競争力の源です。

これからのデジタルガレージには、基盤事業の収益性を高めるためのチーム力や、自由な発想から新たなビジネスのアイデアを生み出す個の力の両方が必要です。テクノロジーを活用し社会に貢献したい方、デジタルガレージで一緒に未来を作りましょう。

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