スタートアップ投資事業
スタートアップ投資事業の全体像
北米・日本・アジア・欧州を中心に築き上げてきた独自のディールソース(投資先にたどり着く源)を通して、国内外の有望なスタートアップの発掘や事業開発の支援を行っています。また、スタートアップへの投資後もモニタリングを通じて、投資先企業の成長を見守っています。2025年3月時点で、スタートアップ投資社数は累計400社超。スタートアップ投資残高は549億円となり、Onlab採択スタートアップ社数は160社となります。
最も身近な例では、Twitter(現X) 社の日本進出を担い、世界で最初に英語以外の言語でのサービスをスタートさせました。他にもFacebook、LinkedIn、弁護士ドットコム、SmartHRなど、国内外の注目スタートアップの初期から中期ステージを支援してきました。
また、デジタルガレージグループが持つ決済やマーケティングといったアセットとの連携による経営支援も行っており、これらのシナジーによる企業価値最大化を目指しています。
私たちが解決する課題
多くのスタートアップは資金調達に課題を抱えています。十分な資金がないと、人材採用、技術開発、マーケティング施策などの事業拡大に必要な活動を進められず、有望なビジネスアイデアがあっても事業を継続できません。投資家を説得して資金を調達するためには、ビジネスプランや成長戦略にもとづいた企業価値を示す必要があります。
デジタルガレージは、グループ企業や技術開発部門との連携、国内外のビジネスパートナーとの協業などを通してスタートアップの企業価値を高め、事業成長を支援します。
事業内容
コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)およびベンチャーキャピタル(VC)の運営を通じて、国内外の有望なスタートアップへの投資と経営支援を行っています。
コーポレート・ベンチャーキャピタル(CVC)運営
コーポレートベンチャーキャピタル(株式会社DGベンチャーズ)を運営し、スタートアップへの直接投資に加え、ファンド経由の投資(DGベンチャーズを通じた世界中の外部ベンチャーキャピタル・ファンドへの投資)も行っています。主目的は投資先企業の売却によるリターン獲得ですが、それだけでなく出資を通じた協業による事業強化や隣接市場への領域拡大など、デジタルガレージの事業とのシナジーを生みだすことも目指しています。
投資の中心は、フィンテック領域などテック関連のスタートアップです。起業前段階の起業家への資金提供を行っています。さらに出資だけでなく、企業のフェーズに応じて、プロダクトのセールスやマーケティングの拡大支援、事業開発、技術支援、海外投資先の日本展開支援、採用支援など、きめ細かなサポートを提供しています。
ベンチャーキャピタル(VC)運営
外部投資家から資金を調達し、ベンチャーキャピタル(株式会社DGインキュベーション、株式会社DG Daiwa Venturesなど)を運営しています。株式会社DGインキュベーションは、現在3つのファンドを運営しており、主に国内のスタートアップへの投資を行っています。次世代技術を有するスタートアップへの投資と事業育成支援を目的に、デジタルガレージと大和証券グループが合弁で設立したのが株式会社DG Daiwa Venturesです。
デジタルガレージが築いてきた投資ネットワークとインキュベーション能力、大和証券グループのファンド運営ノウハウを掛け合わせることで、投資先の企業価値向上やIPO/M&Aに向けた支援などを行います。
支援企業の紹介
Twitter, Inc.*
Twitter英語版がリリースされたのは2006年。デジタルガレージは2008年からTiwtter社と資本業務提携を開始し、日本展開を支援してきました。
Twitter日本語版の開発と運営支援、バナー広告の導入、日本の戦略パートナーとの共同マーケティングや事業開発などを通じて、日本でのTwitterの普及やユーザー獲得、事業拡大をサポートしました。2011年にツイッター日本法人へ運用を移管するまで、日本での事業開発やカスタマーサポートはデジタルガレージが代行していました。
※投資時の名称を利用
株式会社SmartHR
株式会社SmartHRは、デジタルガレージが運営するアクセラレータープログラムOpen Network Lab(オンラボ)の第10期卒業生です。オンラボ期間中に現サービスのアイデアにたどり着き、2015年に労務管理クラウドサービス「SmartHR」をリリースしました。
当初は「労務手続きができる」サービスとしてスタートしましたが、現在では社員名簿や人事データの可視化といった人材マネジメント領域の機能も展開しています。労務管理クラウドサービスにおいてシェアNo.1を獲得し、登録企業数は4万社を突破するサービスへと成長しました。
株式会社グッドパッチ
株式会社グッドパッチ(Goodpatch)はUI/UXデザイン、ブランド構築、プロダクト開発など、企業のビジネス課題をデザインの力で解決するサービスを展開しています。
デジタルガレージは外部筆頭株主としてグッドパッチ社をシード期(2013年)より支援し、国内の事業連携やグローバル展開などをサポートしてきました。グッドパッチ社の創業者・土屋氏はデジタルガレージが運営するアクセラレータープログラム「Open Network Lab」へメンターとして参加するなど、両社の事業領域での連携を続けています。
事業を知る
- Fintech 決済事業 社会インフラを担う国内最大級の決済代行事業者として、クレジットカード決済やコンビニ払い、QRコード決済、キャリア決済などの決済手段をEC事業者や小売店、飲食店などに提供しています。詳しく見る
- Marketing マーケティング事業 さまざまな業界のクライアントに、戦略立案からクリエイティブ制作まで、デジタル・リアル領域を一気通貫した幅広い支援マーケティングソリューションを提供しています。詳しく見る
- Biz Dev 新規戦略事業 さまざまな業界のDXを支援するサービスや、フィンテック領域の新たなサービスを開発しています。また、最先端テクノロジーを社会実装し、次世代のサービスを創出しています。詳しく見る
- Incubation スタートアップ投資事業 国内外の有望なスタートアップの発掘、投資、モニタリングを行っています。投資先の企業やファンドを通じて、国内外のテクノロジーのトレンドをキャッチアップします。詳しく見る
- Tech 技術開発部門 デジタルガレージグループのサービスを支える組織です。生成AIやweb3など最先端テクノロジーのR&Dにも取り組み、これらの最先端技術を社会の基盤へと変換し、社会に送り出しています。詳しく見る
