決済事業
決済事業の全体像
クレジットカード決済やコンビニ払い、QRコード決済、キャリア決済などの決済手段をEC事業者や小売店、飲食店などに提供しています。キャッシュレス決済は社会インフラのひとつです。暮らしの中のさまざまな支払いシーンをデジタルガレージグループの技術が支えています。
デジタルガレージの決済事業を担うDGフィナンシャルテクノロジーは国内最大級の決済代行事業者として、安全性と安定性の高いシステムを構築し、多様な決済手段を実現するプラットフォームを提供してきました。日本企業ではじめてPCI DSS(クレジットカード業界における国際情報セキュリティ基準)を取得するなど、高度なセキュリティ環境を構築。また最先端データベースの導入により大量の決済処理と高い稼働率を実現しており、安定した決済システムとして多くの事業者に導入されています。取扱高5.3兆円、取扱件数9.8億件(2023年3月期時点)は、決済代行事業者として国内最大級の取り扱い規模です。
クレジットカード決済は内閣府が指定する基幹インフラのひとつで、デジタルガレージグループも社会を支える重要な役割を担っているといえます。
私たちが解決する課題
飲食店や小売店、交通機関などの公共機関、オンラインサービスまで、生活のあらゆるシーンで必要になる「支払い」。従来利用されてきた現金での支払いに加え、現在ではクレジットカード、電子マネー、銀行振込、QRコード決済など、数多くの支払い方法が存在しています。
デジタルガレージグループが提供する決済プラットフォームは、さまざまな決済方法を一括で契約し管理できるサービスです。このサービスによってECサイトや店舗の事業者は、各決済機関との煩雑な契約や入金手続き、個別に決済システムを接続する手間やコストを省くことができます。決済システムを簡単に導入できることでビジネスを始めるハードルが下がるだけでなく、業務の効率化にも繋がります。
決済機関と事業者をつなぐ決済代行サービスがあるからこそ、消費者も自分たちの好きな決済方法を選び、支払いを済ませることができます。決済代行サービスは企業の活動や人々の生活を裏から支える黒子のような役割です。
提供しているサービス
ECサイトから実店舗の決済まで、多様なチャネルや利用シーンで支払いができるサービスを提供しています。消費者の利便性を高めながら、企業の事業成長と業務効率化を支えます。
総合決済サービス VeriTrans4G
クレジットカード、コンビニ、銀行などの基本的な決済手段から、電子マネー、キャリア決済、PayPayをはじめとするID決済、PayPalなどの国際決済まで、多様な決済手段を一括で導入し一元管理できるサービスです。決済サービスの充実は、ECサイトや店舗の利便性の向上や売り上げの増加、購買機会の損失を防ぐことにつながります。
クラウドペイ
ひとつのQRコードを店頭に設置するだけで、複数のQRコード決済サービスを一括で導入し、一元管理することができるサービスです。国内外の複数のQRコードに対応しているため、消費者は迷うことなく支払いができます。
店舗側へのメリットは、新たな機器の導入や既存システムの改修などのコストをかけずにQRコード決済サービスを導入できることです。さらに加盟店専用アプリで決済の取引を一元管理できるため、運用や経理の業務の効率化につながります。現在、小型店舗を中心に約40万箇所に設置されています。(2022年3月末時点)
POS決済ソリューションサービス
店舗で利用しているPOSレジ(販売情報を収集するPOSシステムが備わっているレジ)へ、クレジットカードや電子マネー、国内外バーコード決済など複数の決済手段を一括で導入できるサービスです。消費者ニーズの高い決済手段を、システム開発の負荷を軽減しながら導入できます。POSシステムに決済システムを連携するため、店舗でのオペレーションを簡素化でき、入力ミスも最小限に抑えられるなど、業務の効率化にも貢献します。
リアル店舗向けスマホ決済サービス mPOS
スマートフォン・タブレットなどの端末アプリと専用のカードリーダーがあれば、飲食店でのテーブル決済や訪問サービス、イベントなどの支払いに活用できる、実店舗向けの決済サービスです。クレジットカードや国内外バーコード決済など各種決済手段に対応。OEMでの提供やアプリケーションへの組み込みも対応でき、企業の独自ブランドとして運用することも可能です。
数字で見る決済事業
プロジェクト紹介
顔認証決済サービス
NECが提供する顔認証ソリューションに、デジタルガレージグループのクレジットカード決済を組み合わせ「顔認証決済サービス」として提供しています。
事前に専用の顔登録サイトで顔情報とクレジットカード情報をひもづけて登録すれば、店舗に設置されたタブレット端末で顔認証するだけで、手ぶらで支払いが完了します。
デジタルガレージグループは会員IDとカード情報の連携管理、決済の機能を提供しました。学校の校内販売や自動販売機、宿泊施設や飲食店などに導入されています。
ルミネカードWEB決済サービス
ルミネ新宿のショップスタッフがビデオ通話やSNSなどのオンラインで接客した後、商品の購入を希望するお客様に決済用URLを送付することで、ルミネカードを含むビューカードで支払いができるサービスです。
消費者は来店せずに、いつものショップスタッフにオンライン上で相談しながら商品の検討ができ、店舗と同様にルミネカードの特典である5%割引にて商品を購入できます。外出を控えたい消費者との接点の維持や、来店時に購入を迷った商品をオンラインで購入できるなど、店舗以外での売上獲得を可能にします。
IVR決済(音声自動応答)ソリューション
IVR決済ソリューションは、コールセンターでの電話受注時に、音声自動応答システム(IVR)を介して、消費者自らがクレジットカード決済を行うサービスです。
IVR決済ソリューションを導入することで、オペレーターが消費者のクレジットカード情報を聞き取る必要がなくなるため、カード情報の入力ミスや漏洩・紛失リスクを減らし、高度なセキュリティ環境で通販業務を運用できます。
デジタルガレージはIVR技術の特許*を取得しています。日本ではじめて音声自動応答システム(IVR)を使った決済システムを開発し、NECパーソナルコンピュータが運営するECサイト「NEC Direct」のコールセンターや、アイリスオーヤマの公式通販サイト「アイリスプラザ」の電話注文窓口等へ導入しています。
*デジタルガレージグループのDGフィナンシャルテクノロジーがIVRを介したクレジットカード決済認証システムとして特許を取得しました(特許5457498号)
チームメンバーの声
20以上の案件を同時並行で担当することもあり、ステータス管理が大変なときもありますが、そのぶん興味のある業界に携わる機会も多いので、日々やりがいを感じています。自分の専門性を活かし事業者へのサービス提案なども行なっており、スキルを伸ばせている実感があります。
決済サービスのシステムはとても複雑なうえ、関係者も多いため、勉強の毎日です。ですが前部署で得たマーケティングスキルを活用できていること、収益基盤となる既存事業の成長に複数関わることで、自分の視野を大きく広げられていると感じています。
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